緑の魔女の植物利用法

身近な植物で生活を楽しむアイデアを綴ります

ミントの力・利用法

 

現代日本では、一番生活に密着したハーブとでもいいましょうか?

歯磨きやらガムやら…今更な感じのミント。ですが…

ミントの力を知って生活に生かしましょう!

 

シソ科の植物。繁殖力が旺盛で育てるにはちょっとしたコツが必要です。「ミントテロ」なんて言葉もあるぐらいの繁殖力。気軽に庭に植えてはいけません!

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プランターや鉢植えにしましょう。どうしても植え込みたいときはプランターごと埋めてしまうのも手です。ミントは地下茎でぎっしりはびこりますので。その際もこぼれ種やちぎれた枝などが周囲の土に根付かないよう気をつけましょう。気がついたら庭一面ミント!ということになりかねません。

そう書くと一見育てやすいミントですが、室内育成は良くないようです。

種類はとても豊富で、メジャーなところではペパーミント、スペアミント、アップルミントなど。斑入りの葉のパイナップルミント、キャットミント、ラベンダーミントなどなど。好きなミントを見つけるのも楽しいですね。

 

ミントはハーブティーにしたり、アイスクリームやケーキに飾るだけでも楽しめますが、大量に収穫出来るので、もっと手軽に豪快に使いたいものです。

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ただ水に入れるだけの「ミントウォーター」がとってもおすすめ。夏の暑さもさっぱりと元気に乗り越えられそうです。

日本でもニホンハッカという種類が「ハッカ」として親しまれてきました。ミントのエッセンシャルオイル精油)やハッカ油にはハエやゴキブリなどの虫除け効果も高い。ネズミよけの効果もありようです。

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 抗菌・消臭効果もあるため、お掃除に使うと◎。ゴキブリが気になるキッチン周りや網戸など、ハウスキーピングにぴったりの精油です。アルコール(ウォッカなど)にエッセンシャルオイル精油)を数滴たらして精製水や水道水で希釈して拭き掃除に使うのもおすすめです。

 

 

クマザサの力・利用法

 

冬でもまぁまぁ元気な姿が見られるクマザサ。

私の住む長野県北部では、今は雪深く埋もれていますが…。

クマザサの力を知って生活に生かしましょう!

5月の節句に食べる「ちまき」を巻くのに使われたり、七夕飾りの主役だったりと、日本の年中行事に深く根付いているのがササ。クマザサは越冬時に葉の周辺が枯れて隈取りとなることから名付けられたそうです。

葉に隈取りがあるのが名前の由来。この隈取りであるが、若葉には無く、葉が越冬するときに縁が枯れて隈取りになる。

情報源: クマザサ - Wikipedia

サプリやクマザサ茶、青汁まで様々な商品になっています。高血圧に良いとか、口臭に良いとか、ピロリ菌に良いとかいろいろ言われていますよね。

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採取した笹は洗って陰干しして乾かし、1センチほどにカットして煎ってお茶にします。

 

優れた抗菌作用は昔から利用されていたもので、だから、地域の伝統食などとして受け継がれる「笹寿司」など防腐効果を狙った食品も多いのです。笹寿司って美味しいですよね。

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家庭で仕込んだ味噌の熟成時期(夏を越すとき)にクマザサの新しい葉を摘んできてふたのように敷き詰めると、カビを防ぐことが出来ます。緑の葉をまぁるく敷き込むとプラスチック樽に仕込んだ適当な“手前味噌”が、一気に高級品に見えてくるから不思議です。

 

 

 

ヨモギの力・利用法

 

春まだ遠い信州の冬。

待ちわびてヨモギをチョイスしてみました。

ヨモギの力を知って生活に生かしましょう!

よもぎ餅や天ぷらなど、食品としても昔から親しまれ、「もぐさ」としてお灸の材料にもなるなど、日本人とは深い縁のある植物ですね。ハーブの女王とも言われています。

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キク科の多年草で全国至る所に自生します。

ヨモギモチイ」の名称は、『日本歳時記』(17世紀末)、『本草食鑑』(17世紀末)、『年中定例記』(18世紀中頃)に見られる。草餅は、当初、ハハコグサが用いられていたが、ヨモギに邪気を払う力があり、食すと寿命が延びるという中国思想から3月3日の節供に用いられるようになった[1]。

情報源: 蓬餅 - Wikipedia

香りも良く、古くから生活に様々に利用されてきました。韓国には「よもぎ蒸し」という美容法もありますね。

ヨモギ茶は乾燥させて煎って作ります。乾燥前にさっと湯通ししたり蒸したりすると色止めになります。

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冷え性の人や抗アレルギー効果も。

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草餅を作る時はヨモギ重曹と一緒に茹でることできれいな色が出るんですよ。

アトピー肌のかゆみを抑えたりと、スキンケアにも◎

化粧水は手作りすることも。生葉や乾燥葉をウォッカやホワイトリカーなどのアルコールに漬け、チンキ(ティンクチャー)を作り、精製水とグリセリンを加えて作る方法と、煮出して抽出液を作り(濃いお茶のように)防腐のためのアルコールとグリセリンなどを加える方法があります。

麻袋などに詰めてお風呂に入れ薬湯のように楽しんでもいいですよね。

 

 

ラベンダーの力・利用法

 

記念すべきひとつ目の記事。

なににしょうかと迷ったけれど、ラベンダーを選びました。

 

ラベンダーの力を知って生活に生かしましょう!

アロマの世界でも、ラベンダーに始まり、そしてラベンダーにたどり着くなんて言われているようです。やさしい香りは多くの人に好まれます。エッセンシャルオイル精油)は天然のステロイド剤とも言われます。

 

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草丈1メートルほどのシソ科の低木のような形状の植物で地中海地方原産。私の住む長野県北部では、イングリッシュラベンダーは屋外で冬越しできますが、フレンチラベンダーは出来ません。花が終わる頃に短く刈り込むことで、来シーズンも、北海道のパンフレットで見ることが出来るような美しい樹形に保つことが出来ます。

www.shuminoengei.jp

最初それを知らずに放置していたらズルズルと伸びてしまい「イメージ違〜う!」ということになってしまいました。

昔見たターシャ・テューダの本に(詳しいタイトルは忘れてしまいましたが)シーツをラベンダーの茂みの上に干すというような記述があり、若かりし私は憧れたものです。  

 エッセンシャルオイル精油)には鎮静作用や鎮痛、抗真菌作用などがあり、昔からドイツの家庭では「一家に1本ラベンダー精油」とも言われるほど。キッチンでの小さな火傷や切り傷などにさっとひと塗り。多くの精油は希釈せずに直接肌に塗ることは出来ませんが、 ラベンダーは直接肌に塗布できる貴重な精油のひとつです。と、言ってもアレルギーなどはなにが原因で起こるか分からないものです。使用に際してはしっかりとパッチテストなどを行ってくださいね。

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クラフト作りや手作り化粧品に活用

アロマテラピーは資格や禁忌などがあり敷居がちょっと高い。ラベンダーを育ててはみたものの、どう使っていいのか…という人、多いと思います。

 

ラベンダーはその可愛らしい花姿が人気のヒミツですが、ドライフラワーにしてちょっと飾ったり、リースにしたりしても素敵ですね。

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ウォッカやホワイトリカーなどの高度数のアルコールに漬け込んでチンキ剤(ティンクチャー)やリキュールを作るという利用法もあります。美肌効果や抗菌に優れるので、出来たチンキや精油を使って石鹸や化粧水、バームを手作りしてみてもいいかもしれません。薬事法に触れるため、作ったものは自分だけで使い切りましょう。

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 内用・外用どちらとしても使えます。

 

もっと簡単な方法では、摘んだ花をお茶パックに詰めてお風呂に入れたり、そのままフレッシュハーブティーとして飲んでも◎

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おしゃれで手軽レシピのアイデアに脱帽しちゃいます。頑張ってクッキーやパウンドケーキなど作らなくても、十分楽しめちゃいますよ。